【看護師の実際の業務内容】整形外科ナースの1日
基本情報
・経験年数:2年目
・性別:女性
・勤務地:東京都
病院データ
・二次救急
・総合病院
・スポーツ整形外科
病棟の雰囲気
・回復期ということもあり、病棟自体も明るい雰囲気
・入院患者さんは小児~高齢者まで幅広く入院している
・スポーツ整形だったこともあり、学生や20代の若者が多く、賑やか
・スタッフも明るい人が多く、サバサバ・テキパキ・ワイワイといった体育会系の雰囲気
・時々、なぜか認知症の患者さんが増えるときがあり、認知症病棟化する
1日のスケジュール
8:30 | ・始業 ・夜勤者からの申し送り |
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8:45 | ・病室ラウンド ・ベッドバス・陰部洗浄 ・オムツ交換・褥瘡処置 |
9:30 | ・点滴準備・ミキシング |
10:00 | ・回診介助 ・バイタル測定 ・CPM ・検査介助 ・装具固定確認 ・手術準備・出棟、術後部屋準備 |
11:30 | ・BSチェック ・内服薬のセッティング、確認 ・食事介助 |
12:00 | ・交代で昼食 |
13:00 | ・リハビリカンファレンス (進行状況・今後の方針について) |
14:00 | ・午後のラウンド ・クーリング交換 ・手術後迎え、術後管理 |
15:00 | ・処置介助(ギプス・シーネ固定介助) ・記録 |
15:30 | ・チームリーダーに申し送り |
16:00 | ・オムツ交換、体位変換 |
16:30 | ・記録、看護計画のチェック |
17:15 | ・終業 (PHSと拘束帯のマグネットを定位置に戻す) |
関わりが多い他の職種
リハビリなどで、理学療法士・作業療法士
転院などで、地域医療連携・ソーシャルワーカー
装具調整などで、装具屋の方と関わることが多いです。
整形病棟に向いていると思う人
外科病棟になるので、主に手術がメインとなります。
看護の展開も早くスピード感も重要視されるのと、ナースコールの数も他の病棟と比べると多いのでフットワークが軽い方、体力に自信がある方が向いているかと思います。
また、回復期でもあるため、終末期・見取りの場面などが苦手な方も良いかと思います。
自分自身運動が好きな方は、スポーツごとになりやすい疾患、それに対する処置・手術の看護を実際に行うことができるので良いかと思います。
働いて身につく技術・能力
・術前術後管理
・回診介助
・ギプス固定、弾包固定
・リハビリ介助
・見守り(歩行・車椅子・松葉杖での移動時)
働いて良かったこと・嬉しかったこと
自分の担当患者さんがリハビリを頑張って行い、歩けるようになって退院される時が一番嬉しい時かもしれません。
また、意識がしっかりしている患者さんが多いためコミュニケーションをとるのが楽しくて色々な仕事の話や恋愛事情を教えてもらえます。
働いて辛かったこと
とにかく、ナースコール数が多いので体力勝負なところもあります。
リハビリ中で見守りをする場面が多いので、歩行や移動、トイレ介助などで呼ばれたりします。
見守りだけでなく移乗介助もかなりの人数を行うため、腰痛持ちになりました。
腰痛がひどいときはベルトをして仕事をしています。
思い出に残っているエピソード
「外出したいです」と片松葉杖の患者さんがステーションにやってきました。
外出用紙を渡そうと近づいていったところに、松葉杖を床に落としてしまい拾おうとしてバランスを崩し転倒。
最初に出た言葉は「大丈夫ですか」ではなく「患肢は無事ですか」でした。
患肢に何かあれば医師に連絡をしなくてはいけないので、つい……。あの時は申し訳ない声掛けをしたな、と感じ、思い出に残っています。苦笑