2020/07/26  2020/07/26

転職

面接同行サービスってどうなの?メリットとデメリットを現役看護師が考察

転職時に利用する看護師転職サイトには、コンサルタントと呼ばれる看護師転職のプロがいるのですが、このコンサルタントは面接に同行してくれることもあります。

面接当日に、面接をする病院の最寄り駅など現地で集合し、担当者と落ち合います。その後、一緒に病院に訪問するのが一般的な流れになります。

そんな「面接同行サービス」についてメリット・デメリットについてまとめたので、利用しようと考えている方は読んでみてください。

1 同行サービスがある看護師転職サイト

・看護のお仕事

・ナースではたらこ

・ナース人材バンク

・マイナビ看護師 等

 

2 サービスを利用する人

・はじめての転職で不安で仕方がない人

・面接になると、緊張して話せなくなってしまう人

・面接で自己アピールをすることが苦手な人

・条件交渉など自分では言い出しづらい人 等

3 サービスを使うメリット

(1)精神的に安心できる

面接と聞くだけで、「自分の思いを上手く伝えられるかな」、「聞かれたことに対してしっかりと答えられるかな」と考えて不安になってしまう人は多いと思います。

担当者という自分の味方がいてくれると思うだけでも、すごく安心して面接を受けれるようになります。

(2)穏やかな雰囲気をつくってくれる

面接は基本、1対1や1対2(病院側が2)で行われることが多いです。もちろん初対面ですから、向こうから笑顔で話しかけられても、自分はカチコチに緊張して上手く話せないという方もいるでしょう。

そんな雰囲気を感じ取った担当者は、面接が始まる前に軽い世間話をはさんだり、面接中にも適度に相槌を打ったり話を膨らませてくれたりと、穏やかな雰囲気をつくってくれます。

(3)答えに詰まったときにフォローしてくれる

事前に何度も練習をして、答えられるように頭にしっかり入れておいたとしても、面接で緊張してしまい、思うようにアピールポイントを伝えられないことはあると思います。

そんな時に担当者がフォローを入れてくれることで、アピールポイントの伝え漏れが避けやすくなります。

(4)自己アピールを手伝ってくれる

もちろん自分で自分をアピールすることは何より大切になります。しかし、面接という場で100%自分を売り込むのは難しいこと。そんな時に担当者は、あなたの代わりにあなたを最大限売り込んでくれるので大変心強いです。

(5)言い出しづらい条件交渉をしてくれる

勤務条件や給与面の話は、自分から言い出しづらいものです。そんな言い出しづらい話も担当者と事前に相談をしておけば、しっかりと交渉してくれて、より自分自身の希望に近づけてくれる努力をしてくれます。

4 サービスを使うデメリット

(1)担当者に頼りすぎてしまう

面接のプロが一緒である安心感から、担当者に話を任せすぎてしまうことがあります。そうすると、面接官から「自分の意見はないのか」、「依存性が強いのか」などマイナスイメージを持たれてしまいます。

あくまでも、担当者は、自分をサポートしてくれる存在であることを忘れないようにしましょう。主役は自分です。

(2)監視されているようで自分の意見が言いづらい

面接官に加え、さらに担当者も自分の発言に注目していると考えると、余計に緊張して意見が言いづらくなることも。

自分の味方であると思っていても、やはり面接場所に人が多くいると自然と緊張してくるものです。

5 サービスを利用した人の声

・「緊張しやすい性格の私でも、同行してくれたおかげで安心して面接を受けることができました。」

・「給与面の条件交渉をしてくれて、自分の希望通りになったので助かりました。やはり自分では言い出しづらい話をしてくれるのは、有難かったです。」

・「前半は、担当者に頼りすぎてしまって自分の面接であることを忘れそうになりました。後半は自分でアピールできたので良かったです。安心して頼りすぎてしまう所さえ気を付ければ、問題ないと思います。」等

まとめ

面接同行にはデメリットもありますが、そのデメリット部分さえ気を付ければ、すごく安心して面接を受けれるのではないかと思います。

あくまでも面接同行者は、”さりげなくフォローしてくれる人”になりますので、頼りすぎないことがポイントになると思います。条件交渉などガツガツ言ってくれるのは、最高ですね!

同じ病棟で同じ業務をしているのに、面接時に給与の増額交渉をした人としなかった人で、給与に大きな差が生じていることもあります。給与等の条件面の交渉って、面接時の空気的に言い出しづらいことってありますもんね。そんな悲しいことにならないために「面接同行サービス」を利用してみても良いのかも!