日常生活で出てしまう、ナースの”職業病”あるある
ナース同士で話していると、なかなか気付けない「職業病」。反対に、一般の人と話していると「これって職業病なんだ!」と気付けるものです。
ナースの世界では普通でも、一般の人たちには驚かれたり、少しクスッとなる”ナースの職業病あるある”をご紹介します。
ナースの職業病
1 友人と別れる時などに「お大事に〜」と言ってしまう
友人とご飯に行って、バイバイする時に何だか酔っ払ってもないのに「お大事に〜」と言ってしまうことがあります。
目上の人には「お大事になさってください」なんて言ったりします。お恥ずかしい。というか、失礼。
「ねぇ私、病気じゃないんだけど!病院に来たのかと思っちゃったよ。笑」なんて言われます。
2 食事中でも平気で排泄の話ができる
昼食を食べながら「○○さんのお通じ緩かった?」「泥状便だったよー」なんていう会話は日常茶飯事。カレーを食べながらでも大丈夫です。
看護学生の頃からこんな話をしているので、慣れてしまい、そこまで気になりません。ひどい職業病です。
「カレーかどうかの問題ではない。食事中にその話は完全にNGだと思う。食欲がなくなる。」(友人)
3 内臓ばかり見た1日でも、焼肉屋でがっつり食べる(オペ室ナース)
オペ室と合同飲み会の時、開催場所は焼肉屋でした。
オペ室ナースがミノを取り、「数時間前こんなの見たね」などと言いながら、盛り上がってガツガツ食べていました。
話を聞くと、今日1日ずっと外科オペで内臓系を見ていたようです。
「そんな内臓を見た直後に焼肉屋になんて行けないよ。吐きそう。」(友人)
4 人の血管が気になって目で追ってしまう
特に半袖の時期は、血管見放題。
男性が電車やバスのつり革につかまっている時なんて、もうパラダイス。
本当は触って弾力を確かめたいけど、そんなことしたら捕まりそうです。笑
触れずに血管を見て、「私だったら点滴のルート取るなら、あそこの血管で20Gでいけるな!」なんて考えてしまったりするのです。20Gだなんて、オペでもする気でしょうか。
「血管なんて意識して見たことないし、普通は血管より顔がイケメンか見るでしょ。でも確かに、あなた知らない人の血管見てること多いよね。」(友人)
5 自分の病院以外で受診する時に、専門用語を使い簡潔にまとめて医師または、ナースに伝えるとすぐ身バレする
扁桃腺が腫れて近医へ受診。
「どうしましたか?」と聞かれ、咽頭痛や腫脹、飲水困難など専門用語を入れて伝えると(意識せずとも、自然に出てしまいます)、「同業者ですか?」と聞かれます。
以前、専門用語は一切使わないぞ!と意識して受診したのに「熱発」のワードで身バレしました。
「自然にナースが溢れ出ちゃうんだね。」(友人)
6 電話を取る時に「はい、○病棟ナース○○です」と言ってしまう
夜勤明けで自宅でテレビを見ている時に、友人から電話があり「はい、○病棟ナース○○です」と答えたことがあります。
自宅にいるのに、病院で電話を取る時のようになってしまうのです。
「あれ言われた時、めっちゃ笑ったー。疲れてるのかなーとも思ったよ。」(友人)
7 ドレッシングなど開封したものには日付を書いてしまう
病棟では、消毒液やバイアルなど開封した物に開封日(○/○、12時)を書くことが決められています。
そのため、自宅でもトマトケチャップ、ドレッシング等に開封日を記入してしまうのです。
食べ物を管理できるので、良い職業病かもしれません。
「書く必要ある?賞味期限書いてあるし。」(友人)
8 医療ドラマを見てアセスメントしてしまう
ナースは医療ドラマ好きが多い。
患者さんの病気が判明すると、今ある情報でアセスメントを始め、あーだこーだ言うのが好きなのです。
病棟の休憩室でも医療ドラマは話題になりやすく、私はこうアセスメントしました、など盛り上がっています。
「ドラマなのにアセスメントって、見るの疲れちゃいそうだね。っていうか、アセスメントってなに。」(友人)
9 出先ではAEDがどこに設置されているか確認する
ナースは、病院内でAEDはどこにあるかチェックしています。
出先や旅行先などでも、自然にAEDの場所を確認してしまうようになってしまうのです。
「確かに一緒に旅行した時に、旅館マップでAEDの位置確認してて関心したよ。」(友人)
10 宅急便が来た時に胸元を触ってボールペンを探す
自宅に宅配便が届いた時に「サインお願いします」と言われ、胸ポケットからボールペンを取ろうとします。
しかし、私服にボールペンなんて入っておらず、宅配の人を待たせてしまいます。
仕事の時に白衣の胸ポケットにボールペンをいっぱい入れているので、そのクセが抜けないのです。
「宅急便の人、胸ばかり触ってどうしたんだろうって思っただろうね。笑」(友人)
まとめ
一般の人からしてみると、ナースの日常は面白いみたいです。
ナースに関わらず、自分と異なる職種の話って、興味深いものですよね。
これを読んだナースのみなさんに「あるあるだね〜」と感じてもらえたら嬉しいです。