2019/10/18  2020/03/11

コラム

書籍「ナース&ピース」の発売日が決定!

1 本の発売日決定

この度、私「中堅ナースのつぶやき」は、『ナース&ピース〜病棟をうまく転がる処世術〜』という本を出すことになりました。

発売日は2019年12月3日(火)になります。

この日は、なんと「ひっつみの日」。ひっつみとは、岩手県の郷土食で、小麦粉を練って平たい団子状にしたものを入れた汁物のことを言います。「ひっ(1)つ(2)み(3)」の語呂合わせ!ひっつみ、ひっつみと書いている私も、この間初めて知ったのですが…笑

2 協力してくれた方々

(1)本田明先生

以前、

・「次にクーパー使うから準備しといてね」
・「次はガーゼ5枚に3Mで固定ね」など、

回診介助に慣れていない新人さんに優しくアドバイスをしてくれる先生がいるとツイートしました。これは本田先生のことです。

本田先生に「本を書くので監修をお願いします」とお願いしたら「すごいですね。もちろん、いいですよ」と快く引き受けてくれたのです。

本書の中に本田先生のコメントがいくつかありますが、ものすごくタメになることを書いて下さったので見てください。ときどき、おもしろコメントになっています。

(2)駆け抜けるおにぎりさん

本を書くにあたり、イラストも自分で書こうと思い自分で少し描き始めました。しかし、描いてすぐに「ユーモアがないな」と感じたので、イラストレーターさんにお願いすることにしました。

誰にお願いしようかなと悩む時間は3秒もなく、すぐに描いてもらいたいイラストレーターさんに連絡を取りました。その方は、私のTwitterアイコンやヘッダーを描いてくださった”駆け抜けるおにぎり”さんです。

おにぎりさんはユーモアがあり、見た人がクスっとなるイラストを描かれています。本書でも、登場人物の特徴を捉えて描いてくださっているので、イラストだけも楽しめる1冊になっています。あんなキャラやこんなキャラまで…。まだ言えないのが辛い。

イラストを見た瞬間、きっと誰もが駆け抜けるおにぎりさんのことが気になって、夜も眠れなくなってしまうことでしょう。

(3)弁護士おまめさん

本物の弁護士さんです。本を書くにあたり沢山アドバイスをもらいました。医療関係者とつながりがあるおまめさん。困った時は、相談にのってくれます。

3 本の内容

本書は、

・病棟の雰囲気に慣れない新人さんや、
・人間関係に疲れた、女子って面倒くさいと思っているナースのみなさん

に向けて少しでもアドバイスできたらという気持ちで書きました。

本書の内容としては、主に普段関わっているスタッフの中でも特徴がある人物を抜粋し、私なりの関わり方のポイントをまとめたものになります。

関わり方については、ナースだけではなく、ドクターや患者さんなどについても載せています。

他にも、新人さんに役立つような病棟生活での乗り切り方、成長するための処世術なども書かせてもらいました。

4 本ができるまで

「そうだ京都、行こう。」と同じような感じで「そうだ、本書こう。」と思ったのは、2018年3月頃のスギ花粉がピークのときでした。

元々、ナースになって2年目のころから漠然と「いつか後輩に役立つような可愛いイラスト付きの看護本を出したいな。」なんて考えていました。考えているだけで本を出すために何か行動を起こすことなどもせず、ただひたすら仕事で教わったことや自分で勉強したことなどをメモを取り続け、いつか本を出す時のために役立つといいなと思っていました。

そして、本格的に本を書こうと思ったときに今まで書き留めていたメモを見直しました。メモの内容としては5割が看護技術のこと、残りの5割が「◯◯先輩は朝機嫌が悪いから、様子を見て話しかける」、「休憩室の奥の席は、◯◯先輩。若手は手前に座る」など、病院で過ごすための処世術に関してでした。

看護技術本は、沢山良いのが出ているので、私は人間関係の処世術をまとめた内容本にしようと決めたのです。

もう一つこの内容に決めた理由は、自分が新人指導担当になり、新人さんの悩みなどを聞く機会が増えてきたことです。悩みの多くは、一緒に働くスタッフのことで、人間関係に疲れてしまって仕事に行くのが嫌になってしまうということでした。

そんな姿の新人さんたちを見て、人間関係や病院生活での処世術を伝えられたらという思いが強くなっていきました。

本を書くと決めても、執筆業務は初めての経験になります。

そもそも、一番長い文章を書いたのはいつでしょうか。小学校1年生の作文のときかもしれない。あのときは、「おかあさん」のことを「おっかさん」と書くレベルで、それを見た両親はさぞかし我が子の将来が心配になっただろうと思います。

当時から文章能力がない私でしたが、担任の先生から「ユーモアがあっていいね」と苦し紛れに褒めてもらえることがあり、それが嬉しくて毎日日記をつけるようになりました。文章は下手ですが、書くこと自体は苦にならなかったので、今回も自分が伝えたいことをまずは書いてみることにしました。

ところが、パソコンで文字を入力して文章をつくるのに慣れていないからか全然進まず、「あれ、これは最先不安だぞ」と思い、親しい友人に相談をしました。「パソコンの画面に慣れていないからじゃない?まずはスマホで文章を描いてみたら?」とアドバイスをもらいました。
アドバイス通り、スマホで文章を描いていくと画面を見慣れているせいかサクサク書けました。

しかし、スマホはすぐにSNSをチェックできたり、You Tubeを閲覧できたりと誘惑が多く、何回か誘惑に負けたこともありました。そのときは、後輩達に届けたいという気持ちを思い出して、誘惑から脱しました。そしてスマホである程度描けたら、パソコンで仕上げて編集部担当さんにポチッと送信!

自分の文章は、大丈夫なのか相当不安でしたが、編集部担当のTさんに「さすがです。」「笑いました。」など原稿を送るたびに褒めていただいたので、モチベーションが下がらないまま書き終えることができました。

私は褒められて伸びるタイプだと、この歳でさらに再実感しました。

この本を書くにあたり、自分なりに気をつけたことは、新人さんにわかりづらいネタは使用しないようにすることでした。

私は昭和生まれなので、世界の中心で愛を叫ぶ(セカチュー)やひみつのアッコちゃんなど、自分が好きだったドラマやアニメの名言を本書に入れたい衝動がありました。

しかし、この本を読んでもらいたい層には通じないであろうと判断して、今の時代にあった言葉をなるべく選んで使うようにしました。

油断すると、「テクマクマヤコンテクマクマヤコン」とか書きたくなるのです。この言葉がわかる人がいたら同じ世代かもしれませんね。

この言葉を一体どこに使うんだ?と思う方もいるかと思いますが、使いたいところがあったのです。

5 さいごに

そんな、執筆初心者な私が新人時代からのメモを掘り起こして書いたナース&ピース。

12月3日(火)に「ひっつみの日だ。中堅の本の発売日!」と奇跡的に思い出してくれて書店に足を運んでもらえたら嬉しく思います。

そして、この本を読んでくれた方に一つでも参考になる部分や励ましになるところがありますように。