2019/08/23  2019/10/15

コラム

スタートから差がつく?!新人ナースの心得

スタートから差がつく?!新人ナースの心得

看護師国家試験に合格したとはいえ、実際にナースとして働くのに不安がある新人ナースは多いと思います。

そんな新人さんのために、これだけ押さえておけば大丈夫!といった心構えをまとめました。

この心構えをしっかり意識して(社会人として、ナースとしての自覚を持って)働いていってもらえたらと思います。

1 挨拶や報告は大きい声でする

挨拶は、相手とのコミュニケーションを円滑にするためにとても重要です。


自分から積極的に相手の目を見て大きい声でしましょう。お辞儀を添えてみると誠意が伝わり高感度もグッと上がるはずです。

報告する時もモゾモゾと話していたら伝わりづらいので、はっきりとした口調で言いましょう。

2  相手のことを思って行動をする

例えば血圧計など使用した物品は、きれいにして元の位置に片付けましょう。整理整頓できる人は仕事もできる印象になるものです

他にも、流し場で手洗いをした後に、飛び散った水をペーパーで拭き取るなど、次に使用する人のことを思って行動することが大切です。

自分が気持ちよく使える時ってどのような状況の時だろうと考えると自然に行動できるようになります。

3 身だしなみに気をつける

入職すると身だしなみチェック表をもらえると思います。

若手がよく注意されている項目は「爪の長さ」と「髪型」になると思います。

どんなにしっかりと仕事をしていても、身だしなみがきちんとしていないと、だらしのない印象を与えてしまいます。

自分の好きな格好をするのではなく、患者さんに不快な印象を与えないか、不衛生なところはないかなどを心掛けてナースとして身だしなみのマナーを身に付けましょう。

4 教えてもらったことはその場ですぐにメモを取る

ナースの現場では特に、メモを取る人が好まれる傾向があります。

メモを取って出来ないのと、メモを取らないで出来ないのでは、後者が特に指摘されるでしょう。

先輩から教わった時は、その場ですぐメモを取ることをオススメします。

メモを取るだけは誰でもできますので、内容を振り返ることで仕事に生かしていきましょう。

5 患者さんにはため口にならない

患者さんと接する時はもちろん敬語ですが、多忙な時やふとした瞬間に「後でね」「ちょっと待って」などタメ口になる時が出てきます。

子供相手なら良いですが、高齢者を相手にタメ口では敬意に欠けますし、バカにされたように感じるなどクレームの対象になり兼ねません。しっかりと言葉遣いに気をつけましょう。

6 わからない事があるまま患者さんのところへ行かない

自分が手にするものでわからないことがあれば、調べる習慣をつけましょう。

例えば患者さんに施行する点滴が自分の知らないものであれば、必ず何の薬か副作用などを調べてから準備するような習慣をつけましょう。

わからずに準備して施行する時に患者さんから「何の点滴?」と聞かれて答えられないと、一気に信用を失います。

7 ナースコール・モニターアラームには積極的に反応し行動する

ナースコールやモニターアラームは患者さんからの訴えです。

自分の担当患者さんではないから反応しないのではなく、緊急レベルなこともありますのでなるべく早く反応しましょう。

よく鳴らす患者さんだから大丈夫と判断したり、モニターの心電図がよくわからないから何もしないのは患者さんの命取りになり兼ねません。

アラームには敏感に、腰が重くならないように習慣づけましょう。

8 小さな事でも、先輩に報告・連絡・相談する

経験を積んでいけば、報告すべき事とそうでない事の判別がつくようになりますが、新人の時は判別をつけることが出来ないと思います。

そうであれば、初めのうちは疑問があった時はすぐに上に報連相をしましょう。

「注意されてしまうから聞かずにやってしまおう」というのが一番いけません。ミスにもつながりますし、そのミスが患者さんの命に関わってくる可能性もあります。

9 スタッフとコミュニケーションを密に取っていく

いつでも誰にでも相談できるような環境を整えておくためには、普段から密にコミュニケーションをとっておく必要があります。

苦手な相手も中にはいると思いますが、相手の良い所を探す努力をして歩み寄ってみましょう。そうすることで普段からスタッフとコミュニケーションが取れていると困った時などに助けてくれます。

10 自分の手が空いた時は何をすべきか確認をする

自分の仕事が終わって手が空く時があると思います。その時は、何もせず過ごすより、周りにいる先輩たちに「自分の仕事が終わりました。私に何か出来ることはありますか」と聞いてみましょう。任せてもらえそうな仕事があれば指示してくれます。

ポイントとしては謙虚な姿勢で聞くことが大事です。「何か手伝いますか」と「私に何か手伝えることはありますか」とでは、受け手の印象が違ってきます。

さいごに

心構えをしっかり意識して、自分に後輩ができたときにしっかりと受け継いでいきましょう。